日伸電工ができること

ベントピン

弊社独自開発。アルミが詰まらないベントピン

左:製品部品、右:ランナー部品

新型ベントピンの使用で
不良率が8.7%から1.5%に

弊社独自開発の新型ベントピンや、その原理を利用すれば、ランナーを細くしたり、オーパーフローをなくし、 鋳込み重量を減らすことが可能です。総合的品質を向上し、金型や設備の寿命を改善します。※社内実験の結果

ベントピンの
ガス抜き原理について

ガス排出口を極端に小さくし、ガスの流速を上げ、 排気慣性力でガス抜き後、排出口を拡大することで、 通気抵抗が減少し、ガス抜き効率が上がります。

ガス抜き工程図

キャビティ内のガスは、低速充填時にある程度自然に抜けるが、スリーブ内のガスは、ベントビンを使用し製品に入る前にガス抜きするのが効果的です。

ベントピンの効果的使い方

押出 ピン12の場合

ベントピンの
標準サイズとベント数

ベントピンを有効利用するためには、 金型方案が重要です。金型方案の作成、 金型制作の他、鋳造トライにも対応します。お気軽にご相談、お問合せ下さい。

新型への適用例 1

新型ベントピンの適用により汚れた溶湯の発生を抑え、結果、オーパーフローをなくした実績があります。※製品の性質や必要強度を踏まえ、安全性と品質を担保した上で、お客様と相談した上で判断いたします。

旧型

読込み重量 846gr
鋳造圧 800kgf/cnf
不良率 8.7%

ベントピン仕様

鋳込み重量 731gr
鋳造圧 600kgf/cfifl
不良率 1.5%

オーバーフローなし

鋳込み重量 682gr
鋳造圧 600kgf/off
不良率 1.5%

新型ベントピン

鋳込み重量 682gr
鋳造圧 600kgf/cmf
不良率 1.5%

新型への適用例 2

ランナーを細くした例。従来の製法では途中で溶液が詰まり、実現できなかった細さまで可能。
ベントピン使用により空気や汚れた溶湯の侵入を防ぎ、細いランナーでも高品質を保持した製造が可能に。

新型への適用例 3

鋳巣の発生を抑えるため、薄くても強度の高い製品の製造が可能。

既存型への適用例

不具合内容 従来の不良率 ベントピン使用本数 現在の不良率
社内 事例1 加工後の巣 10.0% 10 1.5%
事例2 請造外觀不良 9.0% 8 0.5%
社外 事例3 加工後の巣 25.0% 2 3.0%
事例 4 加工後の巣 2.0% 19 0.7%
事例 5 加工後の巣 14.0% 1 4.0%
事例 6 加工後の巣 3.0% 10 1.0%
事例 7 加工後の巣 10.0% 15 7.0%
事例 8 ふくれ 5.0% 8 2.0%

ベントピンの効果

ベントピンは新型に採用する事で効果が大きくなります。

新型期待効果 新型 既存型
ガス抜き 內部品質向上 効果大 効果小
內部品質向上 効果有 効果小
省エネ 製品化率向上 効果大 効果小
鋳造庄低下 金型寿命改善 効果大 効果小
設備寿命改善 効果有 効果無

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